柔道日本勢にメダルラッシュは見込めない?東京五輪の再現が困難な理由…専門家が指摘

公開日: 更新日:

 柔道に詳しいスポーツライターの木村秀和氏がこういう。

東京五輪で史上最多のメダルを獲得したのは、圧倒的なホームアドバンテージの恩恵を受けたことも大きい。コロナ禍により海外勢は来日してから、練習時間や環境が制限されたのとは対照的に、日本勢は選手村には宿泊せず、ナショナルトレーニングセンターで合宿を行い、稽古相手にも事欠かなかった。医療スタッフも含めてサポート体制も充実しており、海外勢との不公平感は否めなかった。今回は至れり尽くせりの環境は望めないだけに、東京五輪の再現は難しいでしょう」

 柔道はフランスでサッカーに次ぐ人気競技で、国技に近い扱いを受けており、ナショナルチームへの期待は高い。メダル量産を狙うフランス代表は前回の日本がそうだったように、同国のナショナルトレーニングセンターで合宿を張って本番に臨むという。

 柔道の会場である「シャン・ド・マルス・アリーナ」にはフランスの柔道ファンが大挙して押し寄せるのは必至。日本勢は会場内外で完全アウェー状態に飲み込まれそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性