「カネは出すが口も出す」ヤ軍と「口は出さない」ド軍…両球団オーナーは正反対

公開日: 更新日:

 一昨年オフ、主砲ジャッジとのFA交渉に自ら出馬し、直々に主将に任命した。ポストシーズン進出を逃した昨オフには、投打の主力であるジャッジ、コールから、ブーン監督の手腕についてヒアリング。チーム運営において独裁ぶりが目立つのは父親譲りだ。

 ド軍はロサンゼルス、ヤ軍はニューヨークと東西の大都市に本拠地を構えている。マーケットの違いもあり、球団運営ではスタインブレナー氏に軍配が上がる。

 米経済誌フォーブスが発表した最新の大リーグ球団の市場価値は、ヤンキースが約1兆1570億円でトップ、約8300億円でドジャースが続く。大谷の加入でスポンサー企業が殺到したとはいえ、年間収益でもヤ軍の約1030億円に対し、ドジャースは約836億円。いずれもヤ軍の後塵を拝している。

 ド軍は来年3月、日本開幕戦を行うなど、海外市場開拓に積極的なだけに、世界の注目を集める大谷効果で、ヤ軍との差をどこまで縮められるか。

■大谷が会見「歓声や熱気を力に変えたい」

 ワールドシリーズ開幕を翌日に控えた日本時間25日、大谷が本拠地で会見。初の大舞台に向け「特別な試合だと思います。冷静にプレーできるかわからないけど、歓声や熱気を力に変えて頑張りたい」と話した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"