敗れた方はクビか…大谷を叱咤激励で動かすド軍監督、ジャッジを退場で鼓舞するヤ軍監督

公開日: 更新日:

 ドジャース・ロバーツ(52)、ヤンキース・ブーン(51)の両監督は大谷、ジャッジを筆頭にメジャーを代表するスター選手を率いてワールドシリーズ(WS)まで勝ち上がった。

 2016年に就任してから9年連続ポストシーズン(PS)に導いたロバーツ監督はメジャーを代表するスターを率いながら、ミスには容赦しない。大谷も例外ではなく、得点機で凡打を繰り返した際には「スイングが大きいように見える。力んでいるのではないか。1点が欲しい場面で必要なのは外野フライで、本塁打ではない」とバッサリ。メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦の初回、走塁ミスで先制を逃し、試合を落とした際には「内野ゴロで走らなければいけない状況だった。初回に1-0でリードすれば、試合の流れは違ったと思う」と三塁走者だった大谷を責めた。しかも試合中、中継していたFОXのインタビューで同様のことを話している。

 大谷であってもチームの勝利を優先すべきだというわけだが、フォローも忘れない。大谷が「50-50」を達成した際には、シャンパンが用意され、指揮官の音頭で乾杯。選手と膝を突き合わせて対話するため、選手の出勤に合わせて通常よりも1時間早く球場入りしたこともある。

 米放送関係者がこう言った。

「ド軍はチームの方針から少ない球数や、5回に満たなくても降板するケースがある。先発陣から不満の声が上がることも珍しくないが、指揮官自らチーム方針を投手に納得するまで繰り返し説明し、選手に気分よくプレーさせることに注力している。フロントと選手の板挟みにあいながらも、うまくチームをまとめあげているだけに、中間管理職として有能なタイプと言えるでしょう」

 一方、18年にヤ軍監督に就任してから6度目のPS出場で初のWS進出に導いたブーン監督。今季メジャー最多となる5度の退場宣告を受けた。手厳しいことで知られる地元ニューヨークメディアに対しても容赦はせず、同じ質問を繰り返す記者を怒鳴りつけるなど、激情家として知られる。

 もっとも、これは選手を鼓舞したり、ファンを楽しませるためのパフォーマンスという側面もある。ブーン監督は現役引退後、長らく米スポーツ専門局ESPNのアナリストを務め、中継ではデータを用いた的確な解説に定評があった。常に視聴者を意識してきたことから、監督に就任してからも「見られる」ことを優先しているのだ。

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