新庄監督なぜ欠席? 日本ハム秋季キャンプ、沖縄も本拠地も「不参加」の深謀遠慮

公開日: 更新日:

 これもいつもの「奇想天外」なのか。

 1日にエスコンフィールドで始まった日本ハムの秋季キャンプ。しかし、来季の続投を表明した新庄剛志監督(52)の姿はそこにはなかった。

 10月30日からは若手を中心に沖縄県国頭村で行っているが、指揮官の姿はそこにもなし。

 球団は「エスコン、国頭とも、現時点では新庄監督が参加する見通しはないということです」と説明したが、異例も異例だろう。

 監督交代の余波で後任選びに手間取り、指揮官不在で秋季キャンプが行われることは珍しくない。しかし、すでに続投が決まっているのに初日から姿を見せなかった。

 球団OBは「新庄監督なりのメッセージではないか」と、こう話す。

「実戦を想定した練習や紅白戦などを行う春季キャンプに比べ、秋は体力・技術の強化といった全体的な底上げが中心になる。理屈の上では秋は監督不在でも、コーチがいれば回りますからね。新庄監督の本当の狙いは、コーチ陣の育成だと思う。自分が現場にいれば、どうしてもコーチ陣から『次はどうしましょうか』など頼られ、指示を仰がれる。そうではなく、コーチ個々が考え、選手に適切な指示ができるかどうか。彼らの指導力を鍛えるために、あえて不在を選択したのではないか。現地の様子は映像でも見られますからね。もちろん、選手が自主的にどこまで自分を高められるかも見ているはずです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘