巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

公開日: 更新日:

昨季は菅野と2度目の最優秀バッテリー賞を受賞

 小林は昨季、15勝を挙げた菅野の専属捕手だった。その相棒がメジャーへ移籍してしまったため、キャンプから二軍で“失業”状態だった。さるチーム関係者によれば、「誠司のベテランを生かすリードはやっぱり捨てがたい。衰え知らずの強肩も阿部監督は評価しているし、田中将の登板時に捕手を務める可能性もある」と言った。

 復活を果たした菅野は昨季、開幕から24試合連続で先発バッテリーを組んだ同学年の盟友について、「僕にとっては誠司の存在が大きくて、僕のことを知り尽くしている。うまくいかないこともあったが、この1年、ここまで引っ張ってもらって感謝」と語れば、リーグ優勝後の手記でも「(24年は)キャッチャーが同い年の(小林)誠司に代わり、新鮮な感覚で投げられた。試合前のブルペンが終わってグータッチをする時に『今日も楽しんでいこう』というのが2人の合言葉みたいになっていた」と存在の大きさを吐露していた。

 その小林は昨年、菅野と2度目の最優秀バッテリー賞を受賞。前出のチーム関係者がこう言う。

「菅野とはプロ11年間、144試合で先発バッテリーを組んで76勝、勝率.679。なにがなんでも田中将を復活させたい阿部監督の頭の中には、『小林の再婚相手』として田中将とのバッテリーがあるはずです」

 久保巡回投手コーチの「魔改造」に続き、指揮官は小林を相棒に据える「菅野復活ロード」を田中将に歩ませる狙いのようだ。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、阿部監督はどうして田中将大に対して早々に「ローテ当確」を出したのか。球速は140キロ少々しか出ず、全盛期とはかけはなれているにもかかわらずだ。その「本当の理由」とはいったい何か。いま、巨人で何が起きているのかーー。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし