ソフトB伊藤優輔 FA甲斐の人的補償で巨人から移籍「『あ、俺なんだ』と驚きました」

公開日: 更新日:

伊藤優輔(ソフトバンク/投手/28歳)

伊藤優輔(左)/(C)日刊ゲンダイ

 甲斐拓也の巨人FA移籍に伴い、人的補償でソフトバンクに入団した。一軍デビューを果たしたプロ4年目の昨季は中継ぎで8試合に投げ、防御率1.04。二軍では40試合で14セーブ、同1.29と結果を残した。1年目オフのトミー・ジョン手術から完全復活の兆しを見せ、昨年の秋季練習で阿部慎之助監督から直々に先発転向を命じられた矢先の移籍となった。

  ◇  ◇  ◇

 ──思わぬ形で巨人を出ることになった。

「(メディアなどで)すごくたくさん取り上げてもいただきましたが、僕自身はそこまで気にしていない。やることは変わらず、一軍で活躍する場を見いだして、ピースにはまっていければいい」

 ──人的補償を知らされた時の心境は?

「びっくりしましたね。(一軍通算で)去年の8試合しか投げていませんし、年齢もそこまで若いってわけでもない。僕の中では、人的補償は『ある程度活躍してるけど、出場機会に恵まれない選手』とか、『若くて有望な選手』が選ばれるイメージがあったので。僕はないんだろうな、と思っていた。『あ、俺なんだ』と驚きました」

 ──ソフトバンクでも先発に転向する。

「球数もそれなりに投げられていますし、あとは実戦で打者と対戦していく中で、どれくらいの強度で何球投げられるか。ブルペンの100球と実戦の100球はまったく異なりますからね。手探りになるけど、段階を踏んでやっていけたらいいと思っています。先発調整はいつから? オフに入ってからずっとです。今回の移籍があってもなくても、今季は先発をするつもりだったので」

 ──昨季は、8回3分の2で防御率1.04、8奪三振。手応えなどは。

「登板したのは主に負け試合とかそこまでプレッシャーのかかる場面ではなかったので、満足している部分はほとんどありません。ただ、1年間、二軍も含めてケガなく投げられたのが大きいシーズンでしたね」 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り526文字/全文1,340文字)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢