宮城県高野連「野球用語見直し」のバカバカしさを徹底的に語ります。何より引っかかることは…
仮に、グラウンドに「殺せ」が響いているのであれば、まず行うべきは「声援や指示の出し方を見直そう」という呼びかけではないか。
次に、野球用語について。私たち日本人は、日常で「息を殺す」や「刺身」といった言葉を、場面や文脈に応じて使い分け、誰もが理解しています。「現代では相応しくない」と槍玉に挙げられた「刺殺」にしても、野球というスポーツにおいては意味が確立された専門用語です。日常生活の「人を刺し殺す」と混同する人はまずいません。
何より引っかかるのは、県の高校野球を束ねる県高野連がわざわざ問題提起したことです。どこかの著名人が言い出したのならともかく、県高野連は大会を運営し、加盟校に通知を出し、高校野球のあり方に一定の基準を示す組織です。その組織が全国で使われてきた用語を「教育的配慮が必要」「現代では相応しくない」と位置付ければ、単なる意見交換では済まなくなる。禁止や罰則がなくても、指導者は「この言葉を使ったら……」と萎縮してしまうでしょう。「考えてみませんか」という柔らかな呼びかけでも、発信者が県高野連である以上、現場に余計な緊張感を押し付けることになるのです。


















