(3)阪神・藤川監督の「恐怖政治」に辟易、次々逃げ出す腹心コーチ…試合中の罵声は相手ベンチまで到達
和田ヘッドコーチとの関係性にも亀裂
今季も藤川監督がコーチ会議ではコーチを厳しく叱責するのは日常茶飯事。作戦面の負担軽減をもくろんで入閣させた元監督の和田ヘッドコーチとも、ほどなく意思疎通が図れなくなり、結局、藤本コーチが指揮官の横に張り付いた。
試合中も準備不足やミスを巡り、相手チームのベンチにも聞こえるほどの大声でコーチが強く叱責されることがあったという。当然、選手はその光景を目にする。ベンチの雰囲気が悪化しないはずがない。
リーグ連覇を目指した今季は9月に7連敗。一時は2位巨人に0.5ゲーム差まで迫られ、首位陥落寸前の窮地に立たされた。敗れるたびに士気が落ち込むうえ、コーチは進言すらままならない。首脳陣が機能不全に陥るなか、チームの立て直しに奔走したのが主将の坂本誠志郎だった。
9月15日の中日戦前には野手ミーティングでナインを鼓舞。7連敗を喫した試合後もベンチに残り、うなだれる選手一人一人の背中をたたき、声をかけ続けたという。連覇を成し遂げた陰では、選手たちが必死に結束を保とうとしたものの、DeNAに敗れたCSファイナルでは、持ちこたえることができなかった。
今オフは佐藤のメジャー挑戦が容認された。主砲を失い、2人の参謀まで去る。球団史上初の快挙を果たした猛虎軍団だが、チームの屋台骨に走った亀裂は、簡単に修復しそうにない。来季3年契約の最終年を迎える青年監督は、いよいよ孤立を深めつつあるようだ。 (おわり)



















