がん治療は情報戦争(上)インフォームド・コンセント… 知っておくべき2つのこと
がんかもしれない──。多くの人がショックで頭が真っ白になるだろう。しかし、すぐさま態勢を立て直し、今後について考えていかなくてはならない。治療方針を決める上で必ず通過するプロセスが「インフォームド・コンセント」だ。後悔なきよう臨むために、知っておくべきことはなんなのか? 「高齢者とがん」を今年1月に上梓した静岡県立静岡がんセンター名誉総長、山口建医師に話を聞いた。
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山口医師がまず強調したのが「現在のがん治療は、情報戦争」ということだ。
「心筋梗塞や脳卒中のように『発症から2~3時間以内に治療開始』という病気では情報うんぬんと言っていられません。しかし、がんは疑いが生じてから確定診断、そして治療開始まで通常、数週間かかります。いかに情報を集めるかが、今後に大きく関わってきます」(山口医師=以下同)
インフォームド・コンセント(説明と同意)は、医師が病状、治療方針、見通しなどを患者に説明し、患者が納得して同意する一連の流れのこと。治療や重要な検査などの医療行為を実施する前に行われる。


















