「檻の薔薇」伽村あきら著|なぜ彼女たちは傷つきながら戦うのか?
「檻の薔薇」伽村あきら著
女子総合格闘技団体ケージローズのマーヤは防衛戦に見事勝利した。興行主の原木山が「だが、もう一人、敵なしの戦士がいる。同時代に2人が存在する以上、本物を決めるしかないよなあ」と言いだし、3日後の大晦日に五郎丸真希との戦いが決まった。
原木山は33歳のマーヤの引退を画策していた。2年後では真希にワンサイドゲームで負ける。戦えるうちに大きな舞台で美しく散らせようというのだ。
真希は「明日の戦いは通過点です」とコメントしたが、精神科医は、真希にASDの可能性と適応障害の未病も感じていた。
大晦日、後楽園ホールでゴングが鳴った。
格闘技にかける女性ファイターを描く。 (徳間書店 2310円)



















