危険!見とれて事故を起こしそうな標識を紹介「ヘンな道路標識」後藤欣樹著
「ヘンな道路標識」後藤欣樹著
国内の道路沿いには、620万本以上もの標識があり、運転手や歩行者の安全を守っている。その設置方法やデザインの基本は決まっているが、道路状況は道路ごとに異なり、そのために標識も、驚くようなデザインや、異様なものまである。
各地のそうした変な道路標識を紹介する面白本。
まずは、道路上に掲げられる青地に白で、地名や方向、交差点形状、路線番号などが描かれたあの「案内標識」から。
国道や都道府県道では、既存の道路に並行してバイパスなどが開通すると、同一の路線番号の道が複数共存する現象が発生。その路線同士が交差する地点の案内標識は、十字路の3方向の矢印に対して同じ路線番号が並び、慣れない運転手は、さぞ戸惑うことだろう。これは「三方開花」と呼ばれる標識だそうで、東京・八王子や沖縄などで撮影された現物を紹介する。
路線番号を示すおにぎりを逆さにした形の標識が、串に刺さったように縦に並んだものは重複区間の標識で、複数の国道や都道府県道が1本の道路の区間内で一時的に重なる場所に設けられる。国道4本が重複する福井県敦賀市のそれは全国でも唯一無比だそうだ。
以降、ドライバーに危険予測を促す黄色い菱形標識にイラストや矢印が描かれる「警戒標識」から、進入禁止や速度制限、駐車禁止などを伝える「規制標識」など分類別にへんな標識を紹介。
中には、前方に「もしもしピット」(幹線道路沿いに設置される小休止を目的とする駐車場)があることを伝える昔風の携帯電話が描かれた標識や、支柱まですべて木製の工芸品のような補助標識、現代ではほとんど見かけない「大八車」が単独で描かれた規制標識など。
運転中に遭遇したら、見とれて事故を起こしてしまいそうな標識が満載。
(イカロス出版 1760円)



















