ネット文化に警鐘を鳴らす最新刊が話題 藤原智美氏に聞く

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 これまで小説のほか、「暴走老人!」など世の中で起きている現象を鋭く分析した作品を送り出してきた芥川賞作家の藤原智美氏が、このたび、ネット社会の本質的な問題点を考察した最新刊「ネットで『つながる』ことの耐えられない軽さ」(文藝春秋 1100円)を上梓、話題を呼んでいる。ネットを介したストーカー殺人、度重なる政治家や官僚の失言“つぶやき”、「つながり」が叫ばれる社会の根底にあるものは一体何なのか――。

「今、ことばが変わりつつあります。でもそれを意識している人は少ないでしょう。僕もそうでした。ここ数年、ことばにつまずくことが増え、僕は自分自身のことばに対する怠慢と老化だと思っていました。だけど、ある日、車中の乗客全員がスマホに見入っている光景に出くわして気が付いたんです。スマホでやりとりされることばと僕の持っていることばは同じ日本語であっても、異なるのではないか。今、解釈をめぐって論争している憲法問題も、僕のことばも、そこに問題の核があるのではないか。もっといえば、電子ネットワークが生み出した『ネットことば』による『書きことば』の衰退が原因ではないかと思い至ったんです」

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