「ラスト・ウェイ・アウト」フェデリコ・アシャット著 村岡直子訳

公開日: 更新日:

 周到に計画した通りに自殺をするために、テッドが自宅の書斎で銃口を頭に向けたそのとき、呼び鈴が鳴る。立ち去るのを待つが、訪問者はなぜかテッドの名前を呼びかける。不審を抱きながらドアを開けると、リンチと名乗る美青年が立っていた。

 リンチは、テッドが何をしようとしていたかを知っており、ある取引を持ちかけてきた。恋人殺しの罪を逃れた男の処刑と、テッドと同じように自殺を志願する男の夢をかなえてやれば、テッドもその輪に入り、殺人の被害者として人生を終えることができるという。残される家族のショックを和らげるため、テッドはリンチの申し出を受ける。

 連続する謎が読者を迷宮へと誘うアルゼンチン発の奇書。(早川書房 1300円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小手伸也さん不倫騒動 マレーシアまで取材する必要ある?

  2. 2

    木下優樹菜“恫喝DM”炎上で謝罪も…夫フジモンへ飛び火確実

  3. 3

    石田ゆり子&渡辺美奈代 50歳で評価「天と地の差」のナゼ

  4. 4

    木下優樹菜は“恫喝DM”で窮地に…芸能人にSNSは“諸刃の刃”

  5. 5

    稲村公望氏 日本郵政の迷走は民営化という構造改悪の結果

  6. 6

    沢尻エリカvs門脇麦「麒麟がくる」撮影現場で一触即発か

  7. 7

    本田翼は“残念な女優”なのに…視聴率は稼げる意外なワケ

  8. 8

    ベスト15にズラリ 海外リーグが付けた日本人選手のお値段

  9. 9

    日韓“オトモダチ”会談 安倍首相と李洛淵氏それぞれの思惑

  10. 10

    ガッキーを追い込んだのは錦戸か 明るみになるゲスな過去

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る