• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「口腔医療革命食べる力」塩田芳享著

 食べることが健康の基本でありながら、病院では「食が軽視されて」おり、「食べられない高齢者」が増えているという。実際、退院した高齢者は大抵、元気がない。その実態に一石を投じるのがこの本。

 驚くことに誤嚥や窒息が怖くて「高齢者は食べてはいけない」と考えている医師が少なからずいるという。しかも、口腔内には医科と歯科の境界線があるがゆえに、「噛む力」「送り込む力」「のみ込む力」のすべてを一人で診ることのできる、医師や歯科医師はいないという。

 著者は、映画の助監督後にNHKや日本テレビなどの報道番組の演出も手掛けた医療ジャーナリスト。食べることがいかに重要かを訴え、食べさせるための努力がなぜ重要で、そのための努力がどのように行われ、どんな効果を生んでいるかを紹介している。巻末の家で簡単にできる「噛む力」のリハビリも役に立つ。介護をしている人や高齢者と一緒に暮らしている人には読んで欲しい。(文芸春秋 780円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  2. 2

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  3. 3

    崩れた圧勝皮算用 安倍3選という「終わりの始まり」<上>

  4. 4

    内部留保が過去最高446兆円 貯め込んでいる大企業はココだ

  5. 5

    虎最下位で金本続投白紙…後任に掛布・岡田という“断末魔”

  6. 6

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  7. 7

    追悼・樹木希林さん 貫いた“奇妙な夫婦愛”と“ドケチ伝説”

  8. 8

    日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない

  9. 9

    今季でクビの選手が続出? 阪神“不良債権”11億円の中身

  10. 10

    大坂に体作りとコートへの集中力を促したコーチの手練手管

もっと見る