「高慢令嬢と誘拐犯」鬼龍凱著

「だっ、だめっ! あっ……だめよ、それだけは許さないわ……!」
嬌声交じりの悲鳴が漏れるのも構わず、拒絶の言葉を口にしながら両手で男の身体を押しのけようとする。しかし、逞しい筋肉で鎧われた身体はびくともしなかった。
「初音! いくぞ、しっかり受け止めろ!」
「…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り320文字/全文461文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】