「おつまミステリー」浅暮三文著

公開日: 更新日:

「レーズンバター」は駄菓子や乾物でもなく、焼き鳥や唐揚げほどしっかりしていない、緩衝地帯にあるおつまみである。

 レーズンバターの起源は古く、実は葬儀と関わりが深い。フュネラルパイ=レーズンパイは葬儀の翌日に食べられるもので、近所の人などが持ち帰る、ヨーロッパ版の葬式饅頭である。これが主にカトリックの習慣であることが判明。キリスト教の象徴はパンとぶどう酒だから、レーズンバター菓子は死者を弔う縁起を担ぐものだったのでは、と著者は推測する。(「レーズンバター」)

 他にチーズ鱈やラッキョウなど、「おつまみの素顔」に迫るエッセー。飲み会の話題にぴったり。 (柏書房 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  4. 4

    フジとTBSは「朝8時戦争」“初打席”で空振り三振…テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」独走いよいよ決定的

  5. 5

    王林が地元事務所復帰でいよいよ夢に一直線? 虎視眈々と狙う「青森県知事」への現実味

  1. 6

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  2. 7

    フジ「月9」ドラマ初主演の北村匠海 映画では“共演者連続逮捕”のジンクスに見舞われたが…

  3. 8

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    エプスタイン問題とイランは地続き…異例の「メラニア演説」で広がる波紋、トランプ大統領の性虐待疑惑が再燃