「福家警部補」好発進も…原作ファン推しは主演・檀れいより永作博美
檀れい(42)にとって民放連ドラ初主演となる「福家警部補の挨拶」が、初回視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)と好発進。関係者は胸をなで下ろしているかと思いきや、意外にそうでもないらしい。
「視聴後の反応が、イマイチ芳しくないんです。『途中で脱落した』『古畑任三郎の真似』『檀の演技が一本調子』『個性が感じられない』なんて声もチラホラ。初回は話題性で見てもらえても、問題は2回目以降でしょう」(制作スタッフ)
そんな檀とは対照的に評価を高めているのが、永作博美(43)だ。実は永作、過去に福家警部補を演じたことがある。09年1月にNHKで放送された「福家警部補の挨拶~オッカムの剃刀~」がそれ。そもそも福家警部補は原作では「身長152センチと小柄で髪はショート。縁なしのメガネをかけ、刑事には見えない。寝なくても平気で酒に強い」なんて設定だ。
「それが永作のイメージにピッタリ重なる。原作は07年度本格ミステリーべスト10で8位にランクインした人気小説で、熱烈なファンも少なくありません。そういうファンの間では『正統派美人の檀より永作の方がドラマに入り込めた』『改めて檀より永作の方が演技が上手』という評価になりつつあります」(出版業界関係者)
原作ファンの心を取り戻せるか。ドラマの浮沈は、今後の檀の演技にかかっている。