「官兵衛」語り部・藤村志保の“戦線離脱”で視聴率どうなる?
今回の「官兵衛」はただでさえ、固定客がつかみ切れていない。視聴率が18.9%→16.9%→18.0%→16.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と乱高下を繰り返し、波に乗り切れずにいるのだ。
「話題を呼んだナレーションだけあって、今回の交代が吉と出るか凶と出るか、大きく視聴者の反応が分かれるのではないか」とは、芸能評論家の肥留間正明氏。
「ナレーションは番組のイメージを左右する重要な要素だけあって、“テコ入れ”の材料にもなり得る。広瀬さんといえば安定感のあるナレーターとして定評がある人。もっとも、裏を返せばNHK的で予定調和。ある意味、個性がないともいえるわけですが……」
ちなみに藤村はこのまま降板するというわけではなく、「今後は未定」(同広報部)だという。
前代未聞のナレーターの骨折離脱に見舞われた「官兵衛」。視聴率の低下が大河ドラマ自体の“疲労骨折”でなければいいが。