ファンなら必見 大滝詠一「机の上の特設展」の“熱き心”

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 昨年12月30日に死去した大滝詠一さん。中高年を中心に、絶大な支持を集めた天才ミュージシャンだが、そのCDなどを展示する東京都瑞穂町図書館(八高線箱根ケ崎駅)の特設コーナーが、想像以上のにぎわいを見せている。

 当初は、1月末までの予定だったが、ファンからの強い要望もあって、今月16日までの延長を決めた。

 いったい何が注目されているのか。さっそく行ってみると、展示スペースは勉強机ひとつ分しかない。その上にCD、書籍、サインが並べられている。サインはファンがもらったものを図書館に寄贈したものだ。遺族から寄贈されたTシャツもある。

 館長の宮坂勝利さんによると、「作家の大滝さんのために何かできないかと始めてみました。当初は図書館にあるCDや書籍を並べただけでしたが、ファンや遺族の方がサインなどを寄贈してくれた。そうしたら来場者が増えて、正直言ってここまで人が来るとは思いませんでした」。

 特設コーナーを始めてから図書館の来場者は3倍に増え、日曜は4倍になることもあるという。これにはビックリ。というのもこの図書館、とにかく行くのが大変なのだ。都心からだと中央線、青梅線、八高線と乗り換え、箱根ケ崎駅からさらに歩いて20分かかる。しかし、ファンの心は熱い。特設コーナーには、大滝さんへのメッセージを書き込めるノートが置いてあり、遠くは大阪府や宮城県から来た人が書き込んでいた。

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