入閣報道を本人否定も…菊池桃子「政治家転身」の可能性は?
女性登用で人気取りに走る安倍政権が、白羽の矢を立てたと報じられた菊池桃子(46)。少子化対策や男女共同参画を担当する森雅子大臣の後任に浮上しているとされたが、安倍首相は「基本的には国会議員の中からと思っている」と民間人の入閣を否定。菊池本人も「無い、無い、ありえないです!」とブログで否定した。
法政大大学院を修了し、母校の戸板女子短大で客員教授を務めている。専門は女性のキャリア形成。昨年春にはNPO法人「キャリア権推進ネットワーク」の理事に就任した。肩書は「元アイドル」だけではない。
それでも大臣は、本人が言うようにあり得ないだろう。国会答弁は、お得意のささやくような歌声で乗り切れるものではない。
■どの政党もスカウトしたい
ただ、どんな形でも「候補」として取り上げられたことで、政治家転身の可能性はグンと膨らんだ。政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「菊池さんは単なるアイドル出身のタレントではありません。大学院で専門分野を身につけ、学生相手に指導するなど、地に足がついた活動をしています。これまでの芸能活動を振り返っても、視聴者が眉をひそめるようなものはありません。イメージは悪くないでしょう。国会が多党乱立になっている今は、どの政党も候補者選びに四苦八苦しています。アナウンサーというだけで、軒並み声が掛かる時代。知名度が高く、社会的な活動もしている菊池さんは、どの政党にとってもスカウトしたい存在となります」
元アイドルがキャリアを形成する方法も、大学院で学んだようだ。