“芸能界版ロッキード”に巻き込まれた歌手・大原未登里は今

公開日: 更新日:

 今年2月にはカセットテープをCDにリニューアル。カップリング曲は大原さん作詞作曲の「しあわせ縁歌節」だ。

「ですから、今はこのCDを抱えたキャンペーンが主体ですね。下町のレコードショップにご挨拶にうかがうと懐かしがってくださり、ついつい長話になってしまう。ほかにカラオケ大会にもよく呼ばれます。ありがたいですね」

 東日本大震災による福島原発事故で、今も多くの福島県民が避難生活を送っている。そうした被災者に向け、「同じ県民として見過ごすことはできません」と支援活動にも汗をかいている。

■元マネージャーが実家から2億円詐取

 さて、福島県いわき市出身の大原さんは73年、「ふるさとの恋」でデビュー。76年にはプロアマ参加の「全日本歌謡選手権」に挑戦し、抜群の歌唱力で第46代グランドチャンピオンに輝く一方、同じ年、“芸能界版ロッキード事件”なる詐欺事件にも巻き込まれた。元マネジャーが売り出しの工作資金と称し、彼女の実家から2億円余を詐取して逮捕されたのだ。もちろん、彼女のまったくあずかり知らぬことだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋