著者のコラム一覧
野地秩嘉ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュや食、芸術、文化など幅広い分野で執筆。著書に「サービスの達人たち」「サービスの天才たち」『キャンティ物語』「ビートルズを呼んだ男」などがある。「TOKYOオリンピック物語」でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

<第17回>大量のレトルトカレー&ご飯を持ち込み撮影に臨んだ

公開日: 更新日:

【海へ see you (1988年・東宝)】

 パリを起点に西アフリカのセネガルを目指すパリ―ダカール・ラリー。この映画のロケをした時には800台を超す車、2000人以上の人間が出場している。

 監督は蔵原惟繕、脚本は倉本聰。2時間53分の大作である。原案はフランス人作家で映画監督のジョゼ・ジョヴァンニ。アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカスが出た「冒険者たち」の原作者でもある。

 ストーリーはかなり錯綜している。高倉健はパリダカに出る車をサポートするトラックのドライバー。パジェロをレースカーとする三菱自動車チームには本来のドライバーだけでなく、芸能界の男性アイドルが参加している。そこへ、アイドルを追ってきた女性歌手(桜田淳子)がひそかに高倉健のサポートトラックに潜り込んでいることがわかる。彼女を乗せたままレースに参加するチーム。そこへ、高倉健が以前、結婚していた女性(いしだあゆみ)が現在の夫とともにラリーに参戦する。そうした、さまざまな事情を抱えた出場者たちが砂漠地帯でレースに挑む。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景