劇団四季を退団して韓国へ「レミゼ」キム・ジュンヒョンは今

公開日: 更新日:

「芝居を観た韓国の俳優仲間に<ずいぶんセクシーなバルジャンだな>とからかわれました。病院に運ばれたファンテーヌを抱く手も、コゼットに対する仕草も、<どうしてそんなにセクシーなの?>と観客からも聞かれましたね。自分ではよく分かりませんでしたが」

 歌唱力の高い個性派バルジャンで話題を集めたものの、トラブルも起きた。足のケガで2日間休演したのだ。原因は殺人スケジュール。「レミゼ」の上演前に韓国で出演した「アイーダ」の追加公演が決まり、日韓のミュージカルを掛け持ちすることになった。日本ではちょっと考えられないが、関係者によると、情がモノを言う韓国では俳優が出演を断り切れないケースはままあるいう。

「アイーダの千秋楽で右ふくらはぎの筋肉が断裂して歩けなくなってしまったんです。レミゼの舞台にはギブスをして立ったのですが、1カ月後には左膝の靭帯まで切れてしまって……。最後は両足のケガを抱えながら演じてました。今も走ると少し痛みが出ますね」

■日本での再活動は考えられなかった


 韓国に戻って以降も「Jack the Ripper」や「ゴースト」などの出演が続き、上演中の「マリー・アントワネット」(2月8日まで、ソウル・シャルロッテシアター)では悪役のオルレアン公を演じている。日本版とはストーリーも演出も異なるが、高嶋政宏(49)がキャスティングされた役柄だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲