劇団四季を退団して韓国へ「レミゼ」キム・ジュンヒョンは今

公開日: 更新日:

 2013年に上演されたミュージカル「レ・ミゼラブル」で、韓国人俳優が初めて主演した。ジャン・バルジャン役に抜擢されたのは、キム・ジュンヒョン(36)。劇団四季では「金田俊秀」として活動していた。男性客から「カッコ良すぎる」とやっかまれるほど好演を見せた一方、ケガで休演する騒動もあった。韓国に拠点を戻した今、どうしているのか?

 05年に四季のオーディションに合格し、06年に「ライオンキング」のムファサ役でデビュー。08年に「ジーザス・クライスト=スーパースター」で初主演を果たしたが、10年に退団して帰国した。日本の「レミゼ」で大役をつかんだのは、それから3年後のことだった。

「バルジャンを執拗に追う警部ジャベール役でオーディションを受けたのですが、演出家から渡されたのはバルジャンの楽譜。ビックリしました。まだ若くて人生経験も少ない。バルジャンの心情を伝えられるかどうか。寝ずに役を研究して、1週間後にようやく心を決めました」

 バルジャンが犯した罪と贖罪、苦悩と葛藤、コゼットへの愛情……。そのすべてを見事に歌で表現し、初日から高評価だった。男性客からは「ジャン・バルジャンがカッコ良すぎる」と妬まれ、女性客はメロメロ。ファンが急増した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」