藤原竜也が熱演 邦画「藁の楯」ハリウッドリメークの期待度

公開日: 更新日:

 大沢たかお藤原竜也、山崎努ら俳優陣の奮闘も見ごたえ十分。とくにクズ人間の殺人犯を熱演した藤原は代表作の一本になった。95%悪人なのに、5%の人間性の部分が宿る複雑な役柄で、彼がいてこそ、人間の善悪や殺人犯の人権をめぐる映画の主題に斬り込むことができた。

 監督は未定だが、一流どころの起用を期待し、話の細部をさらに緊密にした作品を期待しよう。17年の公開を目指すそうだが、機会があれば三池作品を見てほしい。

(映画ジャーナリスト・大高宏雄)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方