「ダッシュ勝平」「F」がヒット 六田登さんが語る漫画家人生

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 さて、大阪生まれの六田さんは、高校卒業後、漫画家を夢見てヒッチハイクで上京。昭和53年、「最終テスト」が第1回小学館新人コミック大賞で入選しデビューした。翌54年から、「ダッシュ勝平」を週刊少年サンデーで、昭和61年からは「F」をビッグコミックスピリッツで連載し始め、いずれもテレビアニメ化される人気となった。

「いや、ボクなんて『あの人は今』で取り上げられるほど目立ってないでしょ。上京した時は漫画描いて暮らせれば御の字、と思ってた程度だったから、単行本売れたり、アニメにしてもらってありがたかった。よくやってこられたなあ、と思いますね。稼いだ? おカネの話はあんまり書かないで。ウ~ン、そうね、アニメ化権はたいしたことなくて、1週10万円。これはほかの方も同じみたいですよ」

 スタジオから歩いて7分の一軒家に、夫人と娘と暮らす。

「一緒に住んでる娘は福祉の仕事をしてます。美大に進んだ娘もいますけど、漫画家になった子はいません。“描いてみろ”と言われたりするのがプレッシャーだったみたい、ハハハ」

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