3つの血継いだサラブレッド 尾上右近が自主公演で真骨頂

公開日: 更新日:

 2回目の今年は「仮名手本忠臣蔵」の五段目と六段目、「船弁慶」。大役・難役で、みな六代目菊五郎の当たり役で、右近はその継承者であることをアピールしたのだ。終演後の挨拶でも、「いつか本興行で」と意欲を表明した。セルフプロデュース力にもたけている。

 右近の自主公演では、歌舞伎の伝統と未来が交差する瞬間に立ち会っている感覚を抱いた。歌舞伎では女形が多く、その時は感じなかったが、立役を見て、鶴田浩二の面影も感じた。右近の親戚でもある尾上菊之助は富司純子の息子だし、歌舞伎と任侠映画とは意外と近いのだ。(作家・中川右介)

※尾上右近の今後の公演は、今月24日に「日本フィル&サントリーホール とっておきアフタヌーンVol5『歌舞伎×オーケストラ』」。「第三回研の會」は来年8月27、28日、国立劇場小劇場。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    1979年にオフコース「さよなら」がヒット! 無茶飲みしたのは20代前半

  2. 2

    【スクープ!】自民・鷲尾英一郎陣営が衆院選期間中に違法な有料動画広告を配信! 新潟県警が刑事告発状を受理

  3. 3

    5199万円で競売にかけられる神戸山口組、井上組長の自宅

  4. 4

    寺島進の小5長男“電子たばこ”騒動で疑問噴出 収束見えず、心配される名脇役への影響

  5. 5

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  1. 6

    【2026年春のセンバツ】初戦の勝敗完全予想 大会屈指の好カード「神戸国際大付vs九州国際大付」は?

  2. 7

    侍J菅野智之が今季から所属 “投手の墓場”ロッキーズで過熱するエース争い

  3. 8

    国会で、SNSで…「高市早苗の嘘八百」はこんなにある!女性初首相は“真っ黒け”なのに手ぬるい野党の追及

  4. 9

    3.11から15年 高市首相の大暴言「原発事故での死亡者はいない」を風化させるな!追悼式も「行けたら行くわ」福島軽視の冷酷

  5. 10

    嵐・二宮和也がネトフリWBC司会のウラ事情…亀梨和也、櫻井翔のポジションを脅かす2つの理由