ジブリ“独り勝ち”終焉か 「君の名は。」大ヒットの要因

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「“第2の細田守監督”として注目されていました。前作『言の葉の庭』の配給元は同じ東宝でも小規模の作品を取り扱う映像事業部。そこで結果を出し、今回は本流の映画営業部とタッグを組んだ。大規模作品ゆえの大衆性を持たせた作品ではあるものの、新海監督らしさは随所に感じられた。監督のメジャーに屈しなかった姿勢に根強いファンも満足できたのではないでしょうか」(前出の前田氏)

 上映時間107分。目を奪われるのは、映像の美しさだ。新海作品を初めて見た本紙記者は室内の微粒子まで描くマニアックな仕事ぶりに見入ってしまった……。「光の使い方はおそらく世界一」(前田氏)と称される技法が炸裂で、木漏れ日の描写などディテールにこだわりまくっている。電車や駅周辺の景観の描写も細かい。その一方で、苦手とするキャラクターデザイン(登場人物の味付け)はその道のプロに任せる潔さ。

 長らくジブリの独り勝ちだった日本のアニメ界にも世代交代の波が訪れている。

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