ジブリ“独り勝ち”終焉か 「君の名は。」大ヒットの要因

公開日:  更新日:

 タイトルだけ聞くと岸恵子や鈴木京香を思い浮かべるオトーサン世代は少なくないだろうが、この映画は、アニメだ。

 公開3日間で興行収入12億円超のロケットスタートを切った映画「君の名は。」(新海誠監督、東宝系)。いわゆる夏休み興行の勝負作ではないが、配給元は最終興収60億円も狙えると鼻息荒い。

 ヒットの要因について、映画批評家の前田有一氏は「大まかなプロット(構想)の出来の良さがひとつにある。とっぴなストーリーではなく、大林宣彦監督の『転校生』(82年)を彷彿とさせるノスタルジックな内容が多くの観客の心に響いたのではないでしょうか」という。

■同人アニメの出身の「セカイ系」

 物語をざっくりといえば、東京で暮らす男子高校生(神木隆之介・声)、かたや山深い田舎町に暮らす女子高生(上白石萌音)が夢の中で入れ替わるというお話。いわゆる王道だ。ただ、それに加え、各紙誌やネットのレビューには「新海ワールド炸裂」という文言が並んでいる。監督の新海氏はもともと同人アニメの出身で、哲学的かつアクの強い作風が売り。一世を風靡したエヴァンゲリオンの系譜に連なり、「セカイ系」と呼ばれる作品を生み出してきたことで知られている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    M-1芸人の暴言騒動で存在感 上沼恵美子の“女帝エピソード”

  2. 2

    国家公務員ボーナス支給 実は日産ゴーン並みの“過少発表”

  3. 3

    お笑い界追放か とろサーモン久保田の“有名だった酒グセ”

  4. 4

    水道民営化で特需か 仏ヴェオリア日本人女性社長の“正体”

  5. 5

    許せないのは金本監督を切った後の阪神の「作法の冷酷」さ

  6. 6

    暴言騒動の久保田&武智…“じゃない方”はブレークの好機か

  7. 7

    上沼恵美子に暴言 スーマラ武智「更年期」の致命的無理解

  8. 8

    長男が名門私立小へ 小倉優子“不屈のシンママ魂”で再婚も

  9. 9

    「興味ない」から余計に怖い…上沼恵美子“女帝”たるゆえん

  10. 10

    日ロ交渉はお先真っ暗…完黙でつけ込まれる河野“無能”外相

もっと見る