不倫騒動の中村芝翫 “ねじれ襲名”で舞台の上でも前途多難

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 国立劇場は今年が開場50周年で、その記念として10月から12月まで「仮名手本忠臣蔵」が上演される。今月と12月は松本幸四郎と中村梅玉、11月は尾上菊五郎と中村吉右衛門が主演。「忠臣蔵」は長い芝居で、全部で11段あり、歌舞伎座で上演される場合、昼の部と夜の部を通しても、省かれる段がある。今回の国立劇場は、すべての段を完全上演するのが売り物で、3つのパートに分けて毎月異なる段が上演される。なかには30年ぶりに上演される段もあり、次にやるのはまた数十年後かもしれないので見逃せない。偶然にも今月は、歌舞伎座も国立劇場も、めったに見られないものが上演されている。

 新橋演舞場は片岡愛之助主演、ジャニーズ今井翼が共演の「GOEMOM 石川五右衛門」だ。大盗賊・石川五右衛門は実在したらしいが、史料はほとんどないので、さまざまなフィクションが生まれているが、この作品での五右衛門は、スペインからきた宣教師と日本人女性との間の子という設定。ストーリーはあってないようなもので、日本舞踊とフラメンコをたっぷり見せ、さらに宙乗りなどのスペクタクルもふんだんにある。これもまた歌舞伎なのだ。

 日によっては、歌舞伎座では三田寛子、新橋演舞場では藤原紀香と、それぞれの主役の妻がロビーで、ごひいき客を出迎えており、それも話題になっている。
(作家・中川右介)

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