「原点返れ」の声…視聴率40%でも最低だった紅白の惨状

公開日: 更新日:

■“バラエティー歌合戦”と化した紅白

 昨年大ヒットした映画「シン・ゴジラ」の企画コーナーもあったが、映画を見ていない人にとっては、「なんだ、コレ」といったところだろう。“最大の目玉”となったガッキーの恋ダンスも無理やり感があり、かわいいどころか、見ていて痛々しかった。芸能評論家の肥留間正明氏もこう憤る。

ジャニーズとAKBグループだけで、若いメンバーが100人近くいる。大物歌手のバックで踊ったりするので、まるで“子供の大運動会”を見ているようでした。音楽番組としては、桑田佳祐コブクロ、aiko(いずれも紅白不出場)らが出演したテレ朝『ミュージックステーション』の年末特番のほうがよっぽどまともです。“バラエティー歌合戦”と化した紅白は一度、原点に返ったほうがいい」

 数字が良かったのは、裏番組に見たい番組がなかったから。今月24日で退任する籾井会長にとっては史上最低視聴率の汚名を着せられずに済んでホッとしているところだろうが、NHKは紅白について大いに再考すべきだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学