「ユリゴコロ」監督が太鼓判 吉高由里子は愛憎が似合う

公開日: 更新日:

■殺人者だけど、サイコキラーではない

「ただし、殺人者を肯定する作品にはしたくなかった。やっぱり殺人は許せない犯罪だからです。極端な話をすれば映画はフィクションであり、殺人者を肯定する作りもできるけれど『人を殺す行為は決して許されるものではない』という考えをプロデューサーらと共有し、最初からこれを明確なビジョンとして掲げられたからこそ映像化できた。基本的な道徳、倫理ですが、社会と映画の関係や作り手としての立ち位置を明快にすることが大事だったんです」

 人を殺すことに心のよりどころを求める美紗子を演じたのは、5年ぶりの映画主演となった吉高だ。

「殺人者だけど、サイコキラーではない美紗子役は彼女以外に考えられませんでしたね。目の芝居、表情、たたずまい……吉高由里子の全部で、美紗子の魔性や陰を表現してくれました」

「主人公に共感できない」と話す吉高とは5、6時間、酒を飲みながらとことん話し合った。

「たとえ共感できない役でも、掘り下げることが大事なんです。バラエティー番組に出ている吉高さんはポワーンとしたファニーな感じですが、本当はとても頭の回転が速い。面白い発言ができるのは、発想力が豊かでカンも鋭い証拠。現場でもこちらの意図に一発で簡単に寄せてくるんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  2. 2

    和久田麻由子アナは夜のニュースか? “ポスト宮根誠司”めぐり日本テレビと読売テレビが綱引き

  3. 3

    同じ幼稚園に通った渡辺翔太と宮舘涼太はクラーク記念国際高校で再び合流、そろって明海大へ進学

  4. 4

    LUNA SEA真矢さんは56歳の若さで…「脳腫瘍」切らない治療法のガンマナイフとは

  5. 5

    渋谷教育学園渋谷から慶大に進んだ岩田絵里奈を育てたエリート医師と「いとしのエリー」

  1. 6

    元横綱照ノ富士「暴行事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる

  2. 7

    “消滅”した宮城野部屋の早期再興に現実味 元横綱照ノ富士の暴行事件がまさかの方向へ

  3. 8

    <第3回>力士とのセックスはクセになる!経験者が赤面吐露した驚愕の実態とは…

  4. 9

    高市首相に「国会軽視」の特大ブーメラン! 閉鎖ブログに審議短縮への嫌み・不満を書き連ねていた

  5. 10

    ボコボコにされた“被害者”は強行出場、“加害者”は休場…伊勢ケ浜部屋は3月場所どうなる?