<1>ダウンタウンの番組に出るなんて前は考えられなかった

公開日: 更新日:

 兄弟子と30年間に3分しか話してないなんてあるわけないし、談春とは互いに認め合う仲なのだが、芸人のさがで受けると悪乗りしてしまう。

「今度出る時は『笑点』の悪口を言ってくださいって頼まれました。昇太兄さんとは仲が良いので、何を言っても許されるかなと思ってます」

 志らくは「笑点」の大喜利をバカにするようなことを高座でよく言っている。そこで、「もし大喜利のレギュラーメンバーになってくれと出演依頼が来たら?」と聞いてみた。すると、「もちろん出ます」と即答した。

「あれほど悪口言ってたのに出るのかよ、と周囲に突っ込まれたら面白いでしょ。なんなら座布団運びでもいいですよ」

 こういう冗談がきついところも談志譲りだ。そういえば談志は生前、「志らくと俺の価値観は同じだ」と言っていた。まさに似たもの師弟といえる。

(聞き手・吉川潮)

▽たてかわ・しらく 1963年、東京都生まれ。85年、日大在学中に立川談志に入門。88年二つ目、95年真打ち昇進。落語のほか、映画監督、映画評論家、エッセイストなど幅広く活動し、現在は「ひるおび!」(TBS系)のコメンテーターとしてレギュラー出演中。11月27~29日、表参道GROUNDで独り会を開催。

【連載】立川志らく 大いに語る

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった