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西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

文字を通貨に 田舎のおじいちゃんにお金が回る方法とは?

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 これでWINWINだなと思ったんですけど、ちょっと待てよと、Bさんに振り込まれたこのお金もまた誰かに使えたらむっちゃいいなと。それで文字を通貨にしてしまえば、一番話が早いんじゃないかと思ったんです。

 それで作っているのが「レターポット」です。全員にレターポットという“やかんのようなポットのイメージ”を持ってもらうんですね。レター1文字を僕が10円で買う。で、Bさんの誕生日に、僕は1000文字のレターを書いて1万円払うと、Bさんのレターポットに1000レターが振り込まれるのです。

 Bさんは、この1000レターを現金に換金することだってできるけど、Bさんが次の誰かに「そういえば、昔お世話になった中学の恩師が学校を辞めるっていうからお礼の手紙を書こう」ということで、300文字の手紙を書き、自分の持っている1000レターの中から300レターを先生に振り込むこともできる。

 なんで文字を通貨にしたらいいかと言うとですね、寄せ書きってあるじゃないですか、あの文字量は愛されていた信用の量に結構比例するからです。会社ですごく慕われていた上司の方が退社されるときは文字数が多くなるし、そうでない方だと、付き合いで書かされているので薄っぺらくなる。つまりその人の信用度と集まっている文字量は比例するんです。だから、信用経済の通貨は文字なんです。これで本当に信用がある人、正直に生きている人に、お金が回る世界がつくれると思います。
(つづく)

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