著者のコラム一覧
小田桐誠立教大学・武蔵大学非常勤講師

1953年青森県生まれ。出版社勤務を経て79年から著述業に専念。著書に「ドキュメント生協」「消えたお妃候補たち」「PTA改造講座」「テレビのからくり」「NHKはなぜ金持ちなのか?」など。07年9月から15年3月までBPO「放送と青少年に関する委員会」委員を務める。

NHK新井秀和アナ 経験生かし庶民目線の意見を発してほしい

公開日: 更新日:

診断結果は…【可】

 同期に首藤奈知子や青井実ら、そうそうたる顔ぶれが揃う2003年入局組の新井秀和。高崎商高、駿河台大を卒業後に入局、高知放送局から熊本、福岡を経て東京勤務になったのは16年。同年4月「おはよう日本」の「まちかど情報室」のコーナー担当になり、今年4月に土日祝日MCに抜擢された。

 15日は西日本豪雨に関するニュースの後、科学文化部の記者とともに30年度のエネルギー計画を取り上げた。計画では火力56%、再生エネ22~24%、原子力20~22%となっているが、16年度の実績はそれぞれ83%、15%、2%。原子力について記者が「9基の廃炉が決まり、再稼働を申請している原発の安全対策費用に4兆5500億円」と解説。電気事業連合会会長の「民間が担えるよう、制度、環境を整えていきたい」とのコメントなどを紹介した。

 これを受け、新井は「原子力の目標達成はハードルが高いのでは」と記者に振った。「目標の設定に問題があるのではと言う専門家もいる」と記者は説明したが、それはそうだろう。4兆円あれば、自然・再生エネにかじを切る方が賢明だ。新井にはそのあたりを詰めて欲しかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する