地球温暖化はホントにでっち上げか? トランプ劇場の第2幕が始まる
欧州では今月12日、熱波にあおられた山火事が各地で延焼し、数千人が自宅からの避難を余儀なくされた。イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルなどで気温が40度を超えると予想され熱警報が発令された。
欧州連合(EU)の気候モニター「コペルニクス」によると森林火災に関連する煙と温室効果ガスの排出量は今夏、過去最大級という。
英国レディング大学気象学部の研究科学者アクシャイ・デオラス氏はAFP通信に「気候変動の影響で、今、私たちが暮らしている世界は明らかに温暖化している」とし「多くの人がまだその危険性を過小評価している」と述べた。
米国のニューヨークやシンシナティでは、猛暑の夏が常態化しつつあり、両都市ではすでに気温が32度を超える日が頻繁に見られている。
日本も暑い。気象庁は2025年7月の平均気温が基準値から2.89度高く、1898年の統計開始以降もっとも暑い7月であったと発表した。記録の更新は、23年から3年連続で、気象庁によると8~10月も平年より暑くなる見込み。