著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「一人でいる」という状況は言葉次第で受け取り方が変わる

公開日: 更新日:

 一人でいる時間の呼び方(言葉の選び方)次第で、自分の気持ちが変わってくるという興味深い研究(2025年)があります。

 ミシガン大学のロドリゲスとオハイオ州立大学のキャンベルは、一人でいる時間を「me-time(自分の時間)」と呼ぶか、「isolation(孤立)」と呼ぶか──どんな言葉で表現するかによって、その時間の感じ方や考え方がどう変わるかを調べました。

 彼らは、いくつかの実験を行っているのですが、まずアメリカの大人500人に、「me-time」「time alone(一人時間)」「solitude(静けさ・孤独)」「being alone(一人でいること)」「isolation」という5つの言葉のうち1つをランダムに割り当て、それがどれくらいポジティブか自己評価してもらいました。その上で、被験者たちに30分間一人で過ごしてもらい、その時に「これはme-timeですよ」と伝えるグループと、「これはisolationですよ」と伝えるグループに分け、気持ちの変化を聞いたといいます。

 その結果、「me-time」という言葉は、最もポジティブだと感じられ、リラックスや楽しみ、自分を大切にする時間と認識する人が多く、「isolation」は、最もネガティブだと感じ、社会から締め出されたり、寂しい気持ちと認識する人が多いことが分かったといいます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    高市首相が長崎被爆者団体に“ガン飛ばし”で大炎上! 会長あいさつ「戦争知らない」に過剰反応?

  4. 4

    消費税減税は内閣支持率V字回復の“起爆剤”にならず…あてが外れた高市自民の大誤算

  5. 5

    真夏の珍事? 共産党が“野党第1党”に大躍進したワケ…潜在読者掘り起こした電子版「赤旗日曜版」

  1. 6

    札幌でクマ出没件数が大幅減少のナゼ? 昨年は秋以降に大量出没したのに

  2. 7

    危うし「高市延命」天王山 “与ゆ党推薦候補”ポンコツ露呈…9.13沖縄県知事選 首相応援要請は見送り

  3. 8

    WEST.重岡大毅の授かり婚の事後報告に“騙された”とファン激怒 あの目黒蓮も…今も難しいアイドルの結婚事情

  4. 9

    NHKの看板報道番組「ニュースウオッチ9」もリオ五輪に浮かれていた

  5. 10

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ