ロッテ山口航輝が崖っぷちから“確変”に突入? 4打席連続ホームランでパ・リーグ記録に並ぶ快挙
確変か実力か。
ロッテの山口航輝(25)が21日の楽天戦で4打席連続本塁打のパ・リーグ記録に肩を並べた。
初回に3試合連続となる2ランを放つと、打者一巡で2度の打席が回ってきた四回はいずれも左方向に1発、いや2発。前日の最終打席でも本塁打を放っており、日をまたいでの大記録となった。四死球を挟まない4打席連続はプロ15人目。セはヤクルト村上の5打席が最高記録だが、パでは1997年のウィルソン(日本ハム)以来のトップタイだ。
今季の山口はまさしく崖っぷち。近年のロッテは外野のポジション争いが激しく、昨年のドラフトでは1位で西川(青山学院大)を獲得。その西川が今季72試合に出場し、3割近い打率で活躍する一方、山口はこの日が今季15試合目。年々出番が減り続けている。
そうした立場を本人が理解していないわけがない。約2カ月ぶりに一軍昇格した今月は、9試合で打率.414、7本塁打、18打点とこれまでの鬱憤を晴らすように打ちまくっている。
この日はDHとして前日に続き4番に座った山口。「ひとり花火大会」は再出発の狼煙となるか。