著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

MCの相性次第でテレビ番組の良し悪しが決まる

公開日: 更新日:

石橋貴明には吉高由里子が必要

 13日の「石橋貴明のたいむとんねる」を見て番組MCの相性がいかに大事かと思った。

 ゲストは天海祐希で、「1960年代生まれの女性子どもの頃夢中になったモノ」を特集。「ママレンジ」や「シーモンキー」、お祭りで売られていた「ひよこ」の話をノリノリで語る天海。同年代の石橋と大いに盛り上がったが、蚊帳の外なのがミッツ・マングローブ(写真右)。

 アイドル好きで知られるミッツ、お得意のピンク・レディーの話題には食いついていたが、興味のない話題には完全に空気状態。番組サイトによれば、ミッツはアシスタントではなく、石橋と同等のMC扱い。なのに、大先輩の石橋を気づかっているのか、他の番組で見られるようなミッツの良さがまるで見られない。これではミッツを使う意味なし。どうせ空気ならフジの新人女子アナの方がまだましだ。

 先日、吉高由里子が初対面のキムタクを「拓ちゃん」呼ばわりしたと話題になっていたが、石橋に必要なのは彼の威厳(あるとしての話だが)を屁とも思わず、ツッコミを入れてくれる吉高のような存在。ミッツにそれができれば、番組も石橋も救われるのに……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった