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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

抜群の歌唱力でJ-POPを熱唱…TBS「演歌の乱」の企画力

公開日: 更新日:

 25日の「演歌の乱~ミリオンヒットJポップで紅白歌合戦SP~」(TBS)が面白かった。演歌歌手が紅白に分かれて、J―POPのミリオンヒット曲で対決。紅組は藤あや子を筆頭に石原詢子、市川由紀乃、丘みどり、香西かおり、城之内早苗、水谷千重子、白組は細川たかし以下、大江裕、角川博、徳永ゆうき、橋幸夫、走裕介、山川豊といったメンツが揃う。

 正直言って演歌好きはともかく、一般にはそんな食指の動くメンバーとはいえない。そもそも顔を知らないという人もいて、知っていたとしてもどんな歌を歌っているかわからないのでは。

 そんな人たちにミリオンヒットのJ―POPを歌わせるとどうなるかというのがこの番組のキモになる。当然だが、これがべらぼうにうまい。こぶしを封印してJ―POPを歌いこなす面々、これぞプロの仕事だ。丘みどりが安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」を、石原詢子がMISIAの「Everything」を抜群の歌唱力で熱唱。細川たかしもTUBEの「さよならイエスタデイ」をハイトーンボイスで歌いこなした。

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