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井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

東電よ!…罪を思うなら毎日燃料プールの様子を放映しろ

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 原発がメルトダウンを起こしてからずっと思っている。大手テレビ局は東電のケツモチをするしかないのだろうが、だったら、「今日の3号機の格納容器はここが溶けたままです、1号機もここが手がつけられてません」と何が不安定なままか、それらを毎朝、人々が勤めや学校に行く前、くだらない芸能ニュースの代わりに、ドローン観測カメラ画像付き生中継で報告して欲しい。「本日も大迷惑をおかけしてます」という東電広報室提供の5分間コーナー番組を入れてくれたなら、人々の今日を生きる心もシャキッとなって、経済活動も文化活動も引き締まるのではと思う。業務上過失致死傷罪で起訴された東電の勝俣元会長は「社長は万能ではない」などと開き直って、無罪を主張していた。こいつもどこまで無責任なやつなんだとまた呆れ返った。東電よ! 罪を思うならそんな番組を放送しろ。オレがMCをしてやるから。

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