「湯けむりスナイパー」ギラついた部分取り除いてもらった

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 遠藤憲一さんはこれまで数々のドラマ映画に出演してきたが、2回目で取り上げた三池崇史監督以外にも影響を受けた人は多い。

 三池崇史監督には「天国から来た男たち」(01年)で初めて起用してもらってから十数作使い続けていただきました。

 三池監督以外ではたとえば、「月はどっちに出ている」や「犬、走る DOG RACE」の崔洋一監督。それと「金融腐蝕列島 呪縛」や「クライマーズ・ハイ」の原田眞人監督。どちらも社会派の監督ですが、崔監督にはエンターテインメント性があって、底辺で蠢く人間のエネルギーを要求されました。

 原田監督は監督自身が徹底的にリサーチされる方なので、そのリアリティーに乗っかって、こういう人たちもいるんだということを学びました。検察官とかジャーナリストの役とかですね。

 そのあとは堤幸彦監督です。一つの様式を持っておられる監督なんで独自なおかしさ、デフォルメするってことを教わりました。

 ドラマ初主演作となった「湯けむりスナイパー」の大根仁監督からも影響を受けました。大根さんには僕の中のギラついた部分を取り除いてもらいました。ほっとくとギラついた表情になってしまうタイプなので「もっと抑えろ」って何度も注意されて柔らかく表現することができました。大根さんのおかげで、新たな一面を引き出してもらうことができました。

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