辞め癖が出て…「無名塾を10日で退団」が最初のプロフィル

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 ところが、です。そんなエリートコースに入ったのに朝早いとか規律の厳しさと重圧感が重すぎて、また辞め癖が出て10日後に“退団”。どうしようもないですよね。

 でも、その後入ったプロダクションのプロフィルに「無名塾を10日で退団」と書いてあったのを当時のNHKの人が興味を持ったらしくて、「壬生の恋歌」というドラマに脇役で出演させてもらったんです。僕の最初の仕事はNHK。すごいでしょ(笑い)。

 当然、そのあと順調にいくわけはなく、Vシネマやドラマのチンピラや犯人役ばかりオファーが来て、鬱屈がたまっていきましたね。そういう状態が40歳くらいまで続きました。

 29歳で結婚して、女優をやっていた女房も仕事辞めちゃって。でも、不思議とお金に対する不安はなかった。24歳までバイトしてましたけど、そのあとは役者一本。月給8万円でも苦にならなかった。それよりいろんな役をやりたいという欲求の方が強かった。

 今から考えると、辞め癖でいろんな求人欄見ていなかったら、劇団にも入らず役者にもならなかった。運命って結局、必然とつながっているんだと思います。

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