海老蔵と勸玄が“W襲名” 小林麻央さん「生」への強い執念

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 麻央さんがこのクリニックに入ったのは午前10時すぎ。そして、治療を終えて外に出てきたときには、時計の針は午後0時50分を回っていた。

 3時間ほどこのクリニックで治療を受けていた計算になる。治療後の麻央さんのそばには彼女の母親の姿があった。明大通りにはたくさんの学生やサラリーマンの姿があったが、私以外は誰ひとりとして白いマスクの女性が麻央さんだとは気付かなかったようだ。

 そして、御茶ノ水を出て30分後に到着したのは、赤坂の草月会館側のこれまたこぢんまりとしたクリニック。がんの温熱療法で有名なクリニックだった。母に抱えられながら麻央さんが建物の中に入ったのが、午後1時30分少し前。再び青山通りに姿を現したのが午後4時を過ぎた頃。その瞬間、私は驚くべき光景を目にする。母に抱えられてクリニックに入った麻央さんが、出る時は看護師に誘導されながら、ひとりで歩いて表に出てきたのだ。しかも、白いマスクを外し、ウィッグを取り、笑みを浮かべ、頬に赤みが差しているようにも見えた。私は思わず「あっ!」と驚きの声を漏らした。麻央さんの生への強い執念を感じ、思わず鳥肌も立った。

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