称賛された記者会見 嵐はSMAP解散のドロ仕合を反面教師に

公開日: 更新日:

 今回、当意即妙にして冷静な対応力を見せた直後は、会見場にいた約100人もの報道陣から「ほーっ」と感嘆の声が自然に漏れたほどだ。

 ベテランのジャニーズ担当記者はこう言う。

「ネット上では“無責任”質問をした記者を叩くコメントがあふれ、ワイドショーなどでも盛んに議論されているのは、それだけ嵐の5人が非の打ちどころのないパーフェクトな会見をしたからでしょう。一般の人が聞けないことや聞きにくいことを聞くのが記者の仕事ですが、櫻井がその上手をいったというわけです」

 櫻井の人となりについて、サイバーエージェント「次世代生活研究所」所長の原田曜平氏がこんなエピソードを明かす。

「彼は僕が慶応大学4年のときの1年生で、キャンパスでよく見かけていました。その後、『ZIP!』(日テレ系)で共演した際に同窓であることを伝えると、椅子から立ち上がって“先輩、よろしくお願いします”とおじぎです。スターらしからぬ態度に驚いたのはもちろんですが、多くのタレントさんはカンペを見ながら話すのに対して、彼はカンペをほとんど見ることなく、情報を自分の言葉に変換して話す要約力が非常に高い。地頭の良さを感じました。だから記者会見でのやりとりを聞いてもぜんぜん不思議ではありません。櫻井さんとの共演後は僕のツイッターのフォロワー数が一気に1000人も増えたので、紛れもないスターであることを再認識しましたが(笑い)」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず