口腔がんを告白 常に“元気印”堀ちえみさんの壮絶闘病人生

公開日: 更新日:

「私は負けません」――。

 がん公表と共に闘病宣言をしたタレントの堀ちえみさん(52)へのエールが続々と寄せられている。堀さんの19日のブログによると、生体検査の結果、いわゆる舌がん、口腔がん(左舌扁平上皮がん)のステージ4との診断が下されたのが今月4日。がんは左首のリンパにも転移していることが判明し、「かなり厳しい状況です」とつづった。

 22日の手術は、舌の半分以上と首のリンパに転移した腫瘍を同時に切除し、切除した舌には自分の皮膚の一部を移植するものだという。口腔外科と形成外科の合同チームで、12時間以上かかるという大手術だ。

「このまま治療せずに人生の幕を閉じてもいいのかな」

 そうも考えたそうだが、「お母さんが可哀想すぎる」と高1の末娘が大泣きし、「私はまだ16歳なのに。お母さんとまだこれだけしか一緒にいないのに」「辛すぎる」などと訴える姿に胸が張り裂けそうになり、7人いる子どもたちや家族を思って堀は闘病を誓った。

「なってしまった事は、いろいろ後悔しても始まらない。ただ前だけを向いて、ポジティブに生きていこうと。私は負けません。力いっぱい闘って、必ず戻って来ます。そして再びファンの皆様の前で、歌が歌えるようになりたい」と結んでいる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし