<1>通夜の後、師匠行きつけの寿司屋で飲んで泣いていたら

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 よく師弟愛というが、歌之介ほど師匠を敬愛する弟子はまれであろう。お通夜の席で号泣していたのを私は目撃している。

「通夜の後、師匠が行きつけの寿司屋のカウンターで、師匠が好きだったサッポロビールを飲みながら泣いていたら、同じカウンター席の老人に『なんでそんなに泣いてるの』と聞かれ、『師匠が死んだんです。円歌です』と答えたら、その方がなんと『私、岩倉鉄道学校で円歌さんの1年後輩だよ』と言うじゃないですか。生まれた年を伺ったら、昭和8年生まれだと言う。ということは、師匠は7年生まれになります。ずっと4年生まれと言っていたんです。翌日の告別式で『裏が取れました』って一門の皆さんにお伝えしました」 

(つづく)

(聞き手・吉川潮

▽本名・野間賢。1959年、鹿児島県生まれ。高校卒業後の78年に3代目三遊亭円歌に入門。前座名は歌吾。82年、二つ目昇進。三遊亭きん歌と改名。87年、先輩18人抜きで真打ち昇進。初代三遊亭歌之介となる。19年、4代目三遊亭円歌を襲名。

【連載】四代目襲名 三遊亭円歌大いに語る

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