<1>通夜の後、師匠行きつけの寿司屋で飲んで泣いていたら

公開日: 更新日:

 マスコミで売れまくった師匠の名跡を継ぐのは大変なプレッシャーだと拝察するが。

「師匠が亡くなってしばらくは、心にぽっかりと大きな穴があいた状態で、襲名のことなど考える余裕もありませんでした。毎晩のように酒を飲んでは泣いてました。体調を崩して、四十九日が終わる頃まで下痢が続いてましたから。そんな折、スピードスケートの小平奈緒選手がテレビのインタビューで、『スケート留学の2年間で心の断捨離が出来ました』と言ったのを聞いて、物だけじゃなくて心も断捨離出来るんだと、目からうろこでした。あの言葉に救われて吹っ切れたんです」

 よく師弟愛というが、歌之介ほど師匠を敬愛する弟子はまれであろう。お通夜の席で号泣していたのを私は目撃している。

「通夜の後、師匠が行きつけの寿司屋のカウンターで、師匠が好きだったサッポロビールを飲みながら泣いていたら、同じカウンター席の老人に『なんでそんなに泣いてるの』と聞かれ、『師匠が死んだんです。円歌です』と答えたら、その方がなんと『私、岩倉鉄道学校で円歌さんの1年後輩だよ』と言うじゃないですか。生まれた年を伺ったら、昭和8年生まれだと言う。ということは、師匠は7年生まれになります。ずっと4年生まれと言っていたんです。翌日の告別式で『裏が取れました』って一門の皆さんにお伝えしました」 

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    お台場の海はなぜ汚いのか 水質を知り尽くす港区議が警鐘

  2. 2

    “タブー”だった事務所移籍 安室奈美恵はなぜ成功したのか

  3. 3

    大野智は謝罪…新生ジャニーズはタレントの恋愛問題にどう対応

  4. 4

    1ドル130円の円安地獄がまねく狂乱物価で庶民の懐は火の車

  5. 5

    あざとい“方言パフォーマンス”に透けて見える自信のなさ

  6. 6

    東京五輪男子マラソン“第3の男” 大迫と設楽は今後どう動く

  7. 7

    CMや配信で復活の兆しも…「のん」が干された決定的な理由

  8. 8

    東京五輪マラソン“最後の1枠”を決めるMGCはこんなに不公平

  9. 9

    「偽装不倫」話題にならず…杏が迫られる“イメチェン演技”

  10. 10

    田原俊彦が干された真相…「BIG発言」だけではなかった

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る