自宅1階に寄席を開業 「こんな使い勝手のいいゲストは…」

公開日: 更新日:

 人気番組「笑点」名物、大喜利コーナーのレギュラーメンバーで知られる三遊亭好楽だが、落語家としての活動はあまり知られていない。一門が15人もいること、息子の王楽とは兄弟弟子だったこと、後輩の育成のため台東区の自宅1階に<池之端しのぶ亭>という寄席をつくったことなどである。

 そこで今回は、好楽の落語家人生を語ってもらった。まずは、しのぶ亭をつくった動機から伺おう。

「あたしは今年72歳になります。気がついたら落語界では上の方になっている。自分の師匠をはじめ、兄弟子、先輩方、皆亡くなってしまった。そこで、皆さんへの恩返しとして自分に何ができるか考えたら、後輩を育てるために寄席をつくることだと思い立ったわけです」

 6年前、自宅を新築するのに土地を探していたところ、地下鉄千代田線の根津駅から歩いて数分の場所に手頃な土地が見つかった。そこに3階建ての家を建て、2階と3階を住居に、1階をフローリングの寄席スペースにした。そして、2013年1月にオープンの運びとなった。

 写真撮影のためしのぶ亭へ伺った。入ったとたん、見やすい客席とやりやすそうな高座が目に入った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です