「マシンガンズ」滝沢秀一が語る“ゴミ収集業”の苦労と幸せ

公開日: 更新日:

■50年後の埋め立て問題も心配

 それと分別がちゃんとされてあることもありがたい。僕もゴミを出す側だった時はペットボトルにシャンプーの容器を交ぜて捨てていたけど、あの容器はペットボトルじゃないと、この仕事に就いて知りました。

 気になるのは、ちょっとしか使ってないで捨てられている物の多さ。100均のグラスみたいなものとか。安い物を何げなく買ってすぐ捨てちゃうんだと思います。日本は1人当たりが出すゴミの量が世界一。しかも、東京でいうと、ゴミを埋める埋め立て地があと50年しかもたないというんです。50年後のことはまだ決まっていません。芸人の僕がゴミ収集の本を出したことで、少しでもゴミのことを考えるきっかけになればと思ってます。

 仕事は夕方に終わるから、夜にライブや収録に行けるし、日曜は収集がないので営業に行けるので、芸人の仕事もよろしくお願いします。

 ゴミ収集、芸人、文筆の3足のワラジで頑張ります!

  (聞き手=松野大介)

▽たきざわ・しゅういち 1976年9月、東京都生まれ。98年から西堀亮と「マシンガンズ」結成。テレビやライブなどで活躍。ゴミ収集の仕事を始め、2018年9月に「このゴミは収集できません」(白夜書房)を刊行、現在、ヒット中で話題に。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」