著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

トレンドは女優路線 様変わり芸能界「新人発掘」の裏側

公開日: 更新日:

「今や朝ドラは国民的なドラマ。原則、ヒロインは既成の女優ではなくオーディションで決める。事務所としても絶対に狙う。そのためには新人を発掘、育てることが急務。NHKだけに付き合いやコネは利かない。あくまでも実力。朝ドラオーディションに合格するための傾向と対策というアンチョコ本も出ているそうです」(芸能関係者)

 かつては米倉涼子松嶋菜々子がモデルから女優になり、AKB48を卒業した大島優子前田敦子も女優に転身するのが王道だったが、最終的に女優になるのが目標だったら、最初から女優として稽古をさせるほうが早いし朝ドラヒロインの近道。ドラマの流れも女優志望者が増え、事務所のオーディションが活発になる背景に見える。逆に、アイドル志望者は減るとの見方もある。

「彼女たちは世間に認知させて卒業後、女優の道に進む子が多い。そんな遠回りするなら、先に腕を磨いて女優になったほうが近道で実力も付けられると他の事務所が道をつくった」(テレビ関係者)

 昭和には「スター誕生!」「ASAYAN」などオーディション番組が盛んだったが、いずれもアイドル歌手発掘が目的だった。現在は歌手よりも女優の発掘が盛ん。オーディションを開催する側も俳優を主体にしている事務所が多い。そこには事務所の経営戦略も見えてくる。歌番組は減っているが、ドラマは安定して放送されていて女優の需要は多い。さらにCM界でも女優は重宝されている。

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